金継ぎを初体験。地震で壊れた人形が金継ぎでゴージャスに復活!




2021年10月7日の地震で飾っていた人形が棚から落ちて壊れてしまいました。
その人形を金継ぎで、なんなら前より素敵にゴージャスに復活させることができました。
金継ぎ体験がすごく楽しくて感動したのでレポートします。

 

地震で新婚旅行のキューバで買った人形が壊れた!

10月7日の千葉県北西部が震源の最大震度5強の地震がありました。
私が住んでいる地域は震度4でしたが、結構長い揺れでした。
飾り棚に今まで行った旅行先のスノードームなどを飾っているのですが
スノードームはケースに入れて固定していたので無事でした。

が、

 

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

まんぷく旅@世界のごはんの備忘録(@manpukutabi)がシェアした投稿

かなり気に入ってる人形が飾り棚から落ちて3つに割れてしまいました。
この人形は2006年の新婚旅行で行ったキューバで買った人形です。
結婚してから海外を含めて4回引越しをしましたが
少しハゲたり、かけたりしていますが
(元々の作りが荒いのであまり気にしていませんでした。笑)
壊れずについてきてくれたキューバ人形。

その思い出が詰まった人形がバキバキに壊れて、悲しかったです。
 
      

ちなみに、このキューバ人形の仕組みはこうです。

後ろの足元の穴に火の付いたタバコを入れます。
キューバ人形の口に挿してある葉巻?タバコを取ります。
すると、口から煙が出る人形だそうです。
非喫煙者なので、やったことないです。

中の空気が無くなって火が消えないのかな?と思うのですが
作りが甘いので、足元から空気が入るから大丈夫なのかな?

キューバでは葉巻やタバコが外貨を稼ぐ名産品なのでこのようなお土産があるんでしょうね〜!

私たちもCohibaやMontecristoの葉巻を
お土産に買って帰って結婚祝いを頂いた方に配ったのを思い出しました。

 

金継ぎで直せば?という天の声が!

地震で無残に壊れてしまったキューバ人形。
捨てることは全く考えていなくて、どうやって直すのか考えていました。
この人形の素材もわからないしどうしたものかと思っていました。

そんな時お友達からナイスな提案が。

「金継ぎで直すという手もあるんじゃない?」

おおー!金継ぎ!その手があったか!!!と。

金沢の寿司店「小松弥助」さんで
とんでもなく素敵な金継ぎ食器を見ていたので


金継ぎには興味があって、お気に入りの食器が欠けたり割れたりしたら
金継ぎで直したいなぁと思っていたんです。
 
(この記事の最後にとんでもなく素敵なバカラの金継ぎグラスを載せていますのでご覧になってくださいね!)

でも、人形を直すときに金継ぎは頭に思い浮かばなかったので
まさに天の声でした。

絶対に、さらに素敵に可愛くなるのはやる前からわかる!
このキューバ人形、金が似合わないわけないしね!

ということで早速金継ぎ教室を探して申し込みました。

 

金継ぎ教室探し

金継ぎ教室を検索すると
東京だけでもたくさんの金継ぎ教室がヒットしました。

本格的な金継ぎ教室や、プロフェッショナル養成コース
入会金や月謝制の長期間通う前提の教室もある中
私はこの人形だけ直すことができればよかったので
1日で完結する教室を探しました。

今回私がお世話になったのは
金継ぎ暮らし さんの金継ぎ教室(ワークショップ)
金継ぎ教室Simple 4500円(税込)
所要時間2時間のコースです。
このコースの説明にはこちら

金継ぎ教室 Simpleシンプルコースは、ちょっと金継ぎを体験してみたい という方に向けたコースです。
“なんちゃって金継ぎ” とも呼ばれており、まずは1日で金継ぎの流れを体験したい方におすすめのプランになっています。
はじめての方に体験していただきやすいように、参加費は4,500円(税込)と、都内最安にてご提供しております。

*こちらは食器として使う器にはご利用できませんのでご注意ください。

 

他には
再び食器として使えるようにする1日教室:金継ぎ教室 Modern 
伝統的な本漆金継ぎをしっかり学べるコース:金継ぎ教室 Classic 
などがあります。

目的に合ったコースを選べるのはいいですね!

 

 

金継ぎ後に食器として使う注意点

私が体験した教室はSimpleコースの説明には
*こちらは食器として使う器にはご利用できませんのでご注意ください。
という注意がありました。

実は1日で仕上げる金継ぎ教室やワークショップで使う材料の
接着剤、エポキシパテ、新漆で食器に使用できるものは少なく
慎重に道具を選ばないと危険なんだそうです。

が、食器としては利用できない材料を使っている教室がほとんどなんですって。
ネットやお店で買える金継ぎセットにも小さい字で
食器としては使用できません。と記載があるそうです。へー。

食器に使える材料は厚生労働省の定める
「食品衛生法370号」を通過したものだけで、
国産で食品衛生法適応の道具は日本では私がお世話になった
金継ぎ暮らしさんにしかないそうです。

1日で、壊れた食器を金継ぎで再度食器として使用したい場合は
金継ぎ教室 Modern を選んでくださいね。

本漆を使う古典技法金継ぎは完成まで1〜2ヶ月かかりますが
もちろん食器として使用することが可能です。

コロナ前は日本旅行のアクティビティとして参加される海外のお客様も多かったそうです。

 

 

金継ぎ教室で(なんちゃって)金継ぎ初体験!

私は用賀教室にお邪魔しました。
この日の生徒は私含めて2名。
もうお一人の方はお皿を2枚持参されていました。
私はキューバ人形に入魂しました。

金継ぎ愛に溢れる先生が熱い説明をしてくださり、いざ金継ぎ。

本漆を使う本気の金継ぎは乾くのに1〜2ヶ月かかるので
1日で金継ぎを完成させるためには
接着には接着剤を、下地作りにはエポキシパテを
仕上げには新漆を使用することで短時間で金継ぎができるそうです。

①まずは割れて3つに分かれてしまったキューバ人形を接着剤でくっつけます。
不器用を自覚している私は必死で作業をしていたので写真がありません。

②次にエポキシパテというもので接着した部分に下地を塗り込みます。
スカートの裾の部分が欠けていたので、そこにもエポキシパテを使いました。

私の手の温度が高いからか、すぐに固まってしまうのでなかなか大変でした。
(普通の人にとっては簡単な作業かもしれません。)
お皿の方は形を作ってヤスリで磨いてらっしゃいましたが
私はその作業はほんの少しでした。

③そして、お待ちかね!金を塗ります。
なんちゃって金継ぎでは金粉を振りかけて落とすのではなく
水?に溶いてある金?を細い筆で塗りました。

金は補修した部分のみではなく自分の好きなところに塗ることができます。
全ての作業が集中できて楽しいのですが
この金を塗る作業がすごく楽しい!

私は接着した首の部分、腕、胸とネイル、ドレスのお花部分に塗りました。

塗ってる時からかわいくてどんどん素敵になるので
悶えながら、ニヤケながら塗ってました。
 

夏休みの宿題(?)でこのワークショップに家族で参加する方もいるらしく
子供さんは金を塗るのが楽しくて
お母さんの器が金ぴかになったりすることもあるそうです(笑)

 

 

作品の梱包に感動!

なんちゃって金継ぎは2時間の教室で仕上げますが
完全に乾くまでには3日かかります。
なので、教室で仕上げた作品を
家に持って帰って乾かさないといけません。

教室に申し込んだときの注意には
作品が入る少し大きめの紙袋を持参するよう案内がありました。

このカーブだらけの人形を一体どうやって持って帰るんだろう?
無事に持って帰れるのかな?
紙袋で大丈夫?箱じゃなくていいのかな?
と行く前から不安でした。

 
         
でも、そんな不安は吹っ飛びました。
 

作業中からアシスタントの先生から
キューバ人形に視線を感じてたのですが、
キューバ人形可愛いから仕方ないよね。みられちゃうよね。
とか考えていました(自意識過剰。笑)

キューバ人形に視線を感じたのは
キューバ人形の形状を確認して
持ち帰るときの梱包を考えてくださっていたからでした。

その梱包がこちら。

え?すごい。
まさかこんな風に仕上げてくださっているとは!!!

そして、既視感のあるこのスタイル。
なんだったかなぁー?と思ってたら、これでした。

 

私が持ってるエジプトLINEスタンプ。

比べてみました。



はい。完全に一致。

     
     

そして、紙袋の中でも動かないように隙間を埋めてくださる配慮。

作品に対する愛を感じました。

完全に乾くのに3日間かかるのですが
愛に溢れる梱包で問題なく持ち帰ることができました。

そして3日間自宅で絶対安静となりました。
みんなで応援(笑)

 

金継ぎでゴージャスに復活を遂げました!

3日間の絶対安静(家で放置)期間を乗り越え
無残に割れてしまったキューバ人形がゴージャスに復活しました。

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

まんぷく旅@世界のごはんの備忘録(@manpukutabi)がシェアした投稿


このキューバ人形、なんてゴールドが似合うんでしょう!?

 


首部分はあえてぽってりとした下地にして
ゴールドのネックレスをつけているようにしました。

腕はもっと繊細なブレスレット風にするつもりが
不器用代表な私には繊細なデザインは無理でした。
描けば描くほど繊細さとはかけ離れて
ブリンブリンなスタイルになりました。

似合っているからよしとします。

壊れる前より可愛くゴージャスに変身しました。
金継ぎで直すことができて大満足です。

 

サスティナブルでSDGsな金継ぎ

壊れたものを捨てるのではなく手を入れて
さらに素敵にする日本の金継ぎ。
素晴らしい伝統文化ですね。

サスティナブルやSDGsに関心が高まるずっと前から
日本文化は当たり前にサスティナブルでSDGsなんですね。
(SDGsの使い方あってますか?)

教室が外国のメディアの取材を受けた際に

「では、器を割るところを見せてください。」

と言われたそうです。

先生は「え?器は割りませんが?」と戸惑ったそうです。

確かに最近外国のジュエリーやアクセサリーで
「Kintsugi」が名前に含まれるものをちらほら見かけることがあります。
私が好きなニューヨークのジュエリーデザイナーの作品にも
「Kintsugi」と名前のついたものがあり製造過程を見ると、
一つの完成形の石をあえて二つに割ってそれを金で繋ぐことをしていました。

ちょっと本来の意味とは違う伝わり方をしているようですが
「Kintsugi」として世界に拡がるのは嬉しい気がします。

 

粋すぎるぜ!金継ぎ!

金継ぎでは金継ぎでできた模様?を

「景色」

と呼ぶそうです。
  

粋すぎやしませんか?

 

粋すぎて震えました。

 

金沢の寿司店、小松弥助さんの
バカラの金継ぎグラスをご覧ください。

どんな景色が見えますか??

 

 

まとめ

金継ぎ、想像以上に楽しすぎました!

もし欠けたり壊れたりしても捨てられない器や思い入れの深いものをお持ちの方は
「自分で金継ぎ」も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか??

 

私がお世話になった金継ぎ暮らしさんはこちらです。

金継ぎ暮らし

 

 




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です