スペイン旅行記の途中ですが、今回は「Touristanbul」のトランジットツアーでイスタンブールも観光できちゃったのでそれについても書いてみたいと思います。
私たちが参加したのは、アタチュルク国際空港利用時なので
現在の新しいイスタンブール空港利用とは少し違うかもしれませんが
記事の最後に体験記と感想を書いていますのでよろしければお付き合いください。
目次
Touristanbulってなに?
2022年12月1日から再開されています!
(2023年1月28日現在)
*Touristanbulは2021年5月28日現在、
新型コロナウウィルス蔓延のため休止中です。
今回私たちは、ターキッシュエアラインを利用しました。
ターキッシュにした理由は前回の記事の通りです。
(トルコ航空って、いつの間にか日本語社名をターキッシュエアラインにしたのね。確かに、ターキッシュエアラインの方がシュッとしてる。笑)
ターキッシュエアラインのホームページから検索していた時に出てくるこのロゴ
おそらく、いや、確実に
tourist + Istanbul を掛けた造語だなというのはすぐわかったのですが、
どんな内容なのか調べてみました。
Touristanbul とは・・・・?
ターキッシュエアライン利用で
イスタンブール空港で6−24時間の国際線乗り継ぎがある場合、
無料のTouristanbul サービスを利用することができます。
Touristanbul サービスとは・・・?
ターキッシュエアラインが提供してくれる完全無料のイスタンブールのトランジットツアーです。
ツアーは6種類あり、乗り継ぎ時間や内容に合わせて選ぶことができます。
T01・・・08:00ー11:30
T02・・・08:30ー15:00
T03・・・08:30ー18:00
T04・・・12:00ー18:00
T05・・・16:00ー21:30
T06・・・18:00ー23:00
(T06はボスポラス海峡ディナークルーズ。季節によって開催日時が変わるようです。)
なんと、最長9時間半という長いツアーもあります。
Touristanbul 参加の条件や注意事項は?
参加条件や注意事項を少し詳しく見ていこうと思います。
(赤文字は実際に体験した体験談です。)
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・ターキッシュエアラインの国際線航空券を持つ
6時間以上ー24時間以内の国際線乗継ぎ乗客が対象。
(24時間を超えるフライトは乗継(トランジット)ではなく途中降機(ストップオーバー)になりますので対象外です。)
・ツアー開始時間の30分前までにホテルデスクにいる必要があります。
8時半開始のツアーは8時まで、
12時開始のツアーには11時半までにホテルデスクに集合してください。
(30分以上前にホテルデスクに来ても受付してくれません。30分前きっかりに受付が始まります。)
・乗客はイスタンブールを出発する搭乗の準備ができており、
出発予定時刻の最低1時間25分前に出国手続きを終え、
税関手続きを終えている必要があります。
たとえば、出発が17時半の場合、15時に終わるツアーのみに参加可能です。
(ツアーは予定されている時刻より余裕を持って空港に戻るようなスケジュールでした。)
– 空港ー目的地往復のシャトルバス移動
– プロのガイドによる英語のガイドサービス
– 食事(朝食や昼食)
– 全ての施設の入場料
– 自由時間
国際線到着ホールにあるホテルデスクに直接向かってください。
イスタンブールに到着したらトルコの入国審査、税関手続きを終えた後
出口を出て右に進むとホテルデスク(Hotel Desk)があります。
(とにかく、ホテルデスクに行ってください。ツアーへの参加ですが、「ホテルデスク」に集合です。
“Touristanbulはこちら”などの表示はないか、あってもホテルデスク前にしかないので不安になりますが、
ホテルデスクを目指して行けば間違い無いです。
アタチュルク国際空港と同じように、
現在の新しい空港イスタンブール空港でも出口を出て右側にホテルデスクがあります。)
・年齢制限なし。
年齢制限はありません。
18歳以下の乗客は親の同伴が必要です。同伴なしの参加はできません。
・荷物に関して
ホテルデスクの隣に有料の荷物預かりサービスがあります。
貴重品以外は自己責任でバスに置いておくこともできます。
ターキッシュエアラインは盗難、紛失に責任を負いかねます。
(トランジットの場合は出発時に、出発地⇄イスタンブール⇄目的地までのボーディングパスが発行され、スーツケースも目的地まで預けることがほとんどなので、手荷物だけで行動できるはずです。)
・車椅子対応、特別なお手伝いに関して
残念ながら対応していません。
・参加できるトランジットツアーは1回のトランジットで1つのツアーのみです。
詳しくはターキッシュエアライン、TouristanbulのFAQをご覧ください。
ツアーではどこに行けるの?
2019年10月6日現在のツアーは6コースあります。
せっかくなので、一番長い9時間半のツアーについて見てみます。
Departure from Istanbul Airport
(空港出発)
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Breakfast
(朝食)
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Blue Mosque
(ブルーモスク)
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Hippodrome: German Fountain
(ウィルヘルム2世の泉)
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Serpentine Column
(蛇の柱)
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Obelisk of Thedosius
(テオドシウス1世のオベリスク)
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Museum of Turkish and Islamic Arts
(トルコ・イスラム美術博物館)
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Topkapı Palace
(トプカプ宮殿)
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Lunch
(昼食)
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Grand Covered Bazaar
(グランドバザール)
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Returns to Istanbul Airport
(空港へ)
朝食、昼食も含まれていて、
トルコ・イスラム美術館の入場料
トプカプ宮殿の入場料
も、もちろん無料。
プロのガイドさんが英語でガイドしてくれます。
そして、特筆すべきは、
「どの施設でも並ぶ必要がない」
ということです。
ブルーモスクやトプカプ宮殿は超有名スポットなので常に混雑しています。
個人で行く場合、チケットが必要な場所はチケットを購入する列、
入場する列に並ばないといけません。
が、このTouristanbulのトランジットツアーでは並ぶ人を横目に、どんどん進んで並ばずに見学できるのです。
確かに、人が多くて並んでいて飛行機に乗り遅れたとか、
航空会社主催のトランジットツアーとしてはシャレになりませんもんね。
ツアー条件に合致するか確認する方法は?
ターキッシュエアラインのホームページから
ツアー条件に合致するかどうか簡単に確認する方法があります。
例として、ターキッシュエアライン利用東京ーパリ往復のフライトで確認してみます。
出発地:東京
到着地:パリ
往路 :2020年2月2日
復路 :2020年2月9日
で検索します。
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該当するフライトがいくつか出てきました。
わかりやすく①と②で比べてみます。
一番上の①のフライトをクリックすると
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①のフライトの詳細が展開されます。
成田 23:00発 ーーー イスタンブール 05:45着
乗り継ぎ時間 2時間15分
イスタンブール 08:00発 ーーー パリ 09:50着
トランジットツアー参加は6時間以上の乗り継ぎ時間が必要なので、
この航空券ではTouristanbulのトランジットツアーには参加できません。
では、②はどうでしょうか?
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②のフライトの詳細が展開されます。
成田 23:00発 ーーー イスタンブール 05:45着
乗り継ぎ時間 14時間25分
イスタンブール 20:10発 ーーー パリ 22:05着
トランジットツアーは6時間以上の乗り継ぎ時間が必要ですが
その条件を余裕で満たしています。
そして、わかりやすいのが、
このマークです。
Touristanbulのトランジットツアーの参加条件をクリアした航空券には
このマークが表示されるのでわかりやすいと思います。
ちなみに帰りは、
③
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Touristanbulのマークがあるので条件クリア!
④
Touristanbulのマークが出てきません。
(Touristanbulとは関係ないですが、ターキッシュエアラインのパリ往復、なかなか時間が良いですね。
出発は成田発23時なので、仕事帰りに空港に行って出発できるのは、まんぷく的にはポイント高いです。)
条件をクリアしたら、フライト時間にあうツアーを選んでください。
実際にまんぷく夫婦が参加したツアーは?
私たちが参加したツアーは8:00〜11:30の一番短いツアーでした。
アタチュルク国際空港のホテルデスク。この周辺に集合でした。
現在のイスタンブール国際空港ではありませんが、
出口を出て右に進むとホテルデスクがあるのは変わりません。
このサインを見つけてください。
30分前になるとこのカウンターで受付が始まり、
係員に搭乗券を渡します。
この搭乗券でトランジットツアーへの参加人数などを確認しバス、レストランなどの手配をしているようなので、
ここに間に合わなかった場合は参加できないようです。
(正直、本当に搭乗券返してくれるのか、ちょっと不安でした。笑)
そして待っていると、ホテルサービス利用者の名前が呼ばれ、その次にトランジットツアー参加者の名前が呼ばれます。
自分の名前が呼ばれたら、
「Here!」(ここにいるよ。)と返事し、ボーディングパスを返してもらいます。
参加者全員の確認が終わるとみんなでいっせいに移動開始です。
この日の日本人参加者は私たち2人だけのようでした。
バスの中でこんなスカーフを頂きました。
ツアーの目印になるので、よかったらつけてねー。と言われ、
私たちは迷いなく首につけましたが、
ほとんどの人が付けていませんでした(笑)
そして、バスで移動して車窓見学しながら待ち合わせ場所になるカフェまで行きます。
このカフェから徒歩でブルーモスク周辺まで歩いて行きますが、
「迷ったりはぐれたりした場合はこのカフェに戻ってきてね。」
「帰りのバスの集合時間にここにいなかった方は容赦無く置いていくので、
自分でタクシーなどで空港に戻ってきてね。
私たちは責任持たないわよー。」
としつこく言われます。はい。絶対戻ってきます。
カフェからブルーモスク前までみんなで移動。
修復中でしたがとても綺麗です。
(スカーフはカバンにつけてる人が多かったです。)
ブルーモスクとアヤソフィアについてすごい熱量で説明され、それが終わると自由時間です。
1時間ほどだったでしょうか。
まんぷく夫婦は以前のトルコ旅行時に
ブルーモスクにもアヤソフィアにも入ったことがあったのですが、もう一度アヤソフィアにいくことに。
結構早い時間なのでそんなに混んでいないだろうと思っていたのですが、
アバヤ(体を隠すスカーフ)をかりて、更に進むとすごい行列だったので諦めました。
だって、置いて行かれたら困るもの。
(施設の出入り口周辺は、めちゃめちゃ声かけられます。
が、ほぼ100%お土産物の押し売りだと思われるのでフル無視してください。)
だからこそ、施設に入場できるトランジットツアーで並ぶ必要がないのは、すごいことだなーと思いました。
私たち、まんぷく夫婦が参加したツアーは
ほぼ車窓見学&ブルーモスクとアヤソフィア周辺を散策するだけでしたが、
空港で手荷物を気にしながら眠ったり、鬱々と過ごすことを考えたら、
このツアーに参加した方が気分転換にもなり、
乗り換え時間を有意義に過ごせたと思います。
あえて長い乗り継ぎ時間のあるフライトを選んで、
イスタンブールを無料で満喫するという手もあり!
私はこのトランジットツアーはかなりオススメ!
体験した上での注意点を2つほど・・・・・
①1000円だけでもトルコリラを両替しておくといいかもしれません。
絶対自腹で何も食べないし、何も買わない!と決めてる人は必要ないと思います。
でも、ちょっと喉が渇いた!とか、小腹が減った!という場合、
レストランやカフェであればほとんどのレストランでクレジットカードが使えます。
街の屋台でパンやケバブ、サンドイッチ、お水などを買いたい場合はトルコリラでないと購入できませんでした。
私はケバブサンドが大好きなので、ケバブサンドを買おうとしましたが、
クレジットカードが使えないと言われて泣く泣く諦めました。
レストランより、屋台やスタンドで売ってるものの方が魅力的に見えるのは私だけでしょうか?
1000円もあればケバブサンドも飲み物も余裕で買えます。
②そして、もう1つの注意点は、
特に往路でTouristanbulのトランジットツアーに参加する場合、
そして日本人によくある弾丸旅行で目的地での予定が詰まっている場合は、
日本〜イスタンブールのフライトで
よく寝てください。
私は映画を見まくって細切れで2〜3時間しか寝ていなかったので、
トランジットツアーに参加して、スペインに着いた時にはヘロヘロでした。
そしてそれが、楽しみにしていた三つ星レストランで残念な結果に繋がりました。涙。
復路便で利用する場合は、イスタンブールまで目一杯楽しんでTouristanbulに参加すると、
イスタンブールから日本までのフライトで自動的に爆睡でき、
あら?もう日本に着いた?という気分が味わえるはずです。
控えめに言って
このTouristabulのトランジットツアー
超絶オススメです!!!
詳細はこちらでご確認ください。
長くなってしまったので、トランジットホテルについては次のブログに書きます。
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