サンセバスチャンのバル攻略法。オーダー方法は?日本語は通じる?




美食の街として知られるサンセバスチャンでのワタクシ、まんぷく流の

「バル攻略法」

をご紹介します。

 

目次

サンセバスチャンでバル巡り

サンセバスチャンの小さな旧市街には100軒以上のバルがひしめいています。
100軒以上ものバルがお互い切磋琢磨し、刺激しあってきたからこそ、
サンセバスチャン が美食の街として世界に名を馳せたのかもしれません。
正確に何軒あるかは誰にもわからないんだとか。

そんなバルをつぎつぎとめぐるバル巡り。
バル巡りでサンセバスチャン以上に最適で魅力的な街は
世界中を探しても他にないと思います。

私、まんぷくが旅行先にサンセバスチャンを選んだのもバル巡りが目的でした。
バル巡りがしたい!日本のはしご酒もいいけど、
なんかおしゃれな街でおしゃれな美味しいものをお腹いっぱい食べたい!
その一心で、サンセバスチャンに行ってきました。

 

 

サンセバスチャンのバル巡りの鉄則

・ひとつのバルでは1〜2品まで。
(私たちは我慢できずに3品くらい食べちゃったバルもありますが。笑)
それぞれのバルには、

「このバルではこれを食べなきゃ!!!」

という名物料理があります。
その名物料理を事前に調べて、それを(それだけを?)食べることをオススメします。
私たちが各バルで食べたのは、ほぼそのお店の名物料理ですので
各バルの紹介記事で写真付きで紹介していきますね。

でもやっぱり、
カウンターにズラーっと並んだピンチョスを見ると
どうしても、あれもこれも食べてみたくなるんですよね。
胃袋とよく相談してくださいね。

 

・たくさんのバルをハシゴしたい場合、パンを食べない。
これは、食材を無駄にしてしまうので賛否両論あるかもしれません。
ピンチョスはパン(バゲット)の上に食材が乗っているものが多かったり、
温かいメニューもパンが添えられて出てくることが多いです。
このパンが胃袋の容量をどんどん消費していくのです。

パンの分、他のメニューが食べられるじゃないか!と思う
食いしん坊、デブ思考な私はパンを食べないという選択をしました。
ごめんなさい。
でも、私が残したパンはパン好き夫がパクパク食べてたのでお許しください。

 

・もう飲めない!でも食べたい時
食べ物の注文だけでもOK!
現地の人に聞いてみたら、
食べ物だけの注文も全く問題ない!ということでした。
ていうか、忙しくてそこまで気にしていられない!!
というのが本当のところかもしれません。

日本のように酔っ払って道端で酔い潰れている人は一人も見ませんでした。
酔いすぎないように途中でお水を買ったり頼んだりして
調整してくださいね。

 

・バル内は禁煙
バル内は禁煙です。
喫煙者はバルの外の立ち飲みスペースやテラス席を利用しましょう。

私たちは非喫煙者ですが、バル内が人でいっぱいなので
ゆっくり食べられる外席で食べることが多かったです。

石畳や目に映るヨーロッパの建物が外国気分を高めてくれ、
目の前には美味しい食べ物に美味しいお酒。
テンションが上がっていたからか、
タバコの煙はそこまで気になりませんでした。

 

・ここはちょっと・・・・というバルに入ったら
出る。
全く問題ないです。

 

 

 

バルに入ったら、まずすること

カウンターに近づきましょう。
(え?そんなこと!?って聞こえてきそうです。すみません。)

お店の人に気づいてもらえなければオーダーできません(笑)
混んでるお店はなかなかカウンターに辿り着けないかもしれませんが、
がんばってカウンターに近づきましょう。

テーブルがあるバルでも基本カウンターでオーダーです。
運よくテーブルが空いていたからと座っていても
オーダーを取りに来てくれません。
レストランは別です。バルでのお話です。

 

お店の人と目があったり気づいてもらえたら、
「オラ! Hola!(こんにちは!)」笑顔で挨拶して注文しましょう!
(めちゃ忙しいと返事がない時がありますが、めげずにいきましょう。)

笑顔で、というのは媚びてるわけではなく、
コミュニケーションです。
笑顔で話しかけられて嫌な気持ちがする人はあまりいませんよね?

スペインに限らずどこにいても言葉が通じない相手には
せめて笑顔でコミュニケーションをとりたいと思っています。

 

飲み物を注文しよう!

バルに入って店員さんを捕まえたら(?)まず飲み物を注文しましょう。
代表的な飲み物はこんな感じでしょうか?

・カバ cava (スパークリングワイン)
・シドラ sidra (りんご酒)
・カーニャ caña (生ビール)
・セルベッサ cerveza (瓶ビール)
・ビーノティント vino tinto (赤ワイン)
・ビーノブランコ vino branco (白ワイン)
・チャコリ txakoli (バスク地方の地酒)
ワインに詳しい方は地域や品種を伝えて選ぶのも楽しいと思います。

・アグア agua (水)
 sin gas(ガス無し)、con gas(ガス有り、炭酸水)
・カフェ cafe (コーヒー)
・カフェコンレチェ cafe con leche (カフェラテ)
・スモ zumo (ジュース)

ヨーロッパあるあるかもしれないですが、
ノンアルコール飲料よりアルコールの方が安かったりします。
アルコール飲めない方以外は迷わずアルコールを頼んでください(笑)バル攻略法
TXAKOLI        1.8€
REFRESCO     2.3€
(スペイン語ではソーダという意味のようですがオレンジジュースを頼みました)

飲み物はぜひ「チャコリ txakoli」を頼んでみてください。
チャコリはバスク地方の地酒の白ワインで、
サンセバスチャン地方では微発泡白ワインです。

このように高いところから注いでくれます。
注がれるあいだに、炭酸ガスを空気中の酸素と混ぜ合わせているそうです。
ここではワイングラスに注がれていますが、
ボデガと呼ばれる寸胴型のグラスに注がれて出て来ることが多いです。
このチャコリ、アルコール度数が低いのでバル巡りにもよく合うお酒だと思います。
地元のワインなので美味しいのに安くてガブガブ飲めます。

 

食べ物を注文しよう!ピンチョス編

飲み物を注文したら、それを待つ間に何を注文するか考えておきましょう。
決まっている場合は飲み物と一緒に注文するといいと思います。

カウンターに並んでいるピンチョが食べたい場合は、それを指さします。
私はスペイン語は数字もわからないので、数を指で伝えます。バル攻略法カウンターピンチョス
食べたいピンチョを指さしてオーダーすると
お店の人がお皿に取って渡してくれます。

温めるピンチョはお店の人が温めてから渡してくれます。
忘れられているわけではないので焦らず待ちましょう。

カウンターの中で働いている人たちはすごくプロフェッショナル。
一度も注文を間違えられたり、忘れられたことはなかったです。
会計を間違えられたこともおそらく、なかったです。

 

食べ物を注文しよう!あたたかい料理、黒板メニュー編

カウンターに並んでいるピンチョスは綺麗だし、どれも美味しそうに見えるので
ついつい色々頼んでみたくなりますが、作り置きの冷たいものが多いです。

バルではぜひ「カリエンテ」といわれる、
あたたかい料理にチャレンジしてみてください。

カリエンテメニューはキッチンからできたてほやほやのお料理がいただけます。
そして手の込んだレストランで食べるようなメニューが
小さいサイズで出てきます。
サイズ的にもお値段的にもいろいろ試すことができ、
バル巡りの楽しさが どん!と増すこと間違いなしです!

カリエンテメニューはバル内の黒板に書かれていることが多いです。

サンセバスチャン黒板メニュー    サンセバスチャン黒板メニュー

ブレブレですが、こんな感じです。
ほぼスペイン語表記です。

何書いてるか

さっぱりわかりません。
ここまでわからんか?ってくらいわかりません

 

 

なので、スペイン語が全くできない私たちは注文時、

必殺!写真見せ! 
+
指オーダー!

スマホで食べたいメニューの写真を表示させて店員さんに見せ、

「オラ!」(こんにちは!スペイン語)
「これください」(日本語&写真を見せる or 食べたいものを指差す)
「ひとつ」(日本語&人差し指を立てる)
「ふたつ」(日本語&ピースサイン)
「グラシアス!!」(ありがとう!スペイン語)
ニコニコしながら。←ここ重要。

で攻略できました。


この方法では写真がない黒板メニューが頼めませんが、
周りを見渡して他のお客さんが美味しそうなものを食べていたら、
隣の人のお皿を指して「これください」と言えばOKです。
(決して人を指差さないでくださいね。)
おそらくオススメの黒板メニューを食べてる人が多いだろうという
私の勝手な推測ですが。

みなさん美味しいもので満たされてるからでしょうか?
自分の食べているお皿を指さしされて嫌がる人はゼロでした。
むしろ、「うんうん!これ美味しいよ!」
とニコニコと教えてくれる人ばかりでした。

美味しいものは人を幸せにしますね。

 

お会計しよう!

店員さんに

ラクエンタ ポルファボル
La cuenta, por favor

と伝えましょう。

チェックプリーズでも100%通じます(笑)

混んでいる時間帯は、お会計忘れられてるんじゃないか?
ってくらい待たされて、
喉乾いてもう1杯飲みたくなったり、
トイレ行きたくなったりしますが、
気長に待ちましょう。

私が行ったお店では、PACO BUENO以外のほぼ全てのバルで
少額でもクレジットカードが使えました。

 

 

狙い目時間は?

スペインのディナータイムは20時ごろ。
日本の一般的なディナータイムより遅いですよね。

バルのピークも20時を過ぎてからといわれているので
早め時間からバル巡りを開始すると
カウンター争奪戦にもならず、落ち着いて楽しめるのでは?と思います。

 

 

キッチンのクローズ時間に注意!

サンセバスチャンのバルは
ランチ時間とディナー時間だけオープンしているお店と、
通しで営業していてもキッチンが閉まっているお店があります。
キッチンのクローズ時間は要注意です。

ピンチョスが並んでいてもキッチンがクローズしているお店もあるので、
キッチンがクローズしている間は温かいメニューが食べられないことがあります。

 

 

定休日に注意!

サンセバスチャンのバルは月曜日、火曜日定休日のバルが多いです。
また、バケーションの長期休みに入るお店もあります。
行きたかったバルがありましたが、滞在中ずっと閉まっていたお店もありました。涙。

特に月曜日と火曜日しかサンセバスチャンに滞在できない!という方は
行く前にネットなどで調べて効率的にバル巡りを楽しんでくださいね!

私が行ったお店で定休日がわかるお店は記事にあげていきます。
変更になっていたらごめんなさい。

 

 

日本語は通じる?

日本語はほぼ通じません。
一部日本語メニューがあるバルもありますが、
ほぼ通じないと思った方がいいです。

でも、ジェスチャーでなんとでもなります。
食べること、飲むことが共通目的の共通言語なので簡単です!

 

 

いかがでしたか?いろいろ書いてみましたが、
サンセバスチャンでのバル巡り、
思うがままに、楽しんでみてください!!!




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